院長ブログ

当クリニックでは、前立腺生検を日帰りで行っています。
前立腺生検は、一般的に総合病院では入院で行っています。その理由として、麻酔方法の違いにあります。
麻酔方法
①無麻酔
日帰りが可能です。
痛みが強い。
②局所麻酔
日帰りが可能です。
痛みは軽度。
麻酔方法が簡便。
③仙骨麻酔
日帰りが可能です。
麻酔が効けば、痛みはないものの、麻酔方法がやや難しく、効果がないことがたびたびあります。また、殿部の仙骨に針を打つため、その際の痛みがあります。
麻酔が効きすぎると一時的に歩行ができないことがあります。
④腰椎麻酔
痛みはないものの、腰部に針を打つため、その際の痛みがあります。
一時的に歩行ができないため、入院が必要になります。
⑤全身麻酔
痛みはありません。
必ずしも入院が必要になるわけではないのですが、病院の業務体勢としては、日帰りは困難なことが多いです。

以上
◆前立腺生検を日帰りで行いたい。
◆できるだけ痛くないようにしたい。
このような患者様には、局所麻酔で施行する前立腺生検をお勧めします。